正体隠匿系

【レビュー】かくして我は独裁者に成れり:正体隠匿系ディスカッション権力闘争ゲーム

こんにちは、正体隠匿ゲームが大好きなケイです。

実は当ブログでは同人ボードゲームの紹介は控えていました。

面白いと思っても買えない場合があるからね

 

ですが、この”斯くして我は独裁者に成れり”は紹介せずにはいられませんでした!!

このゲームはよくある正体隠匿とは違い、自分の役職が決まっておらずゲームが進行するにしたがって自分で役職を決めていくという斬新なシステムが特徴です。

みなさんにもぜひプレイして欲しいので紹介していこうと思います。

ゲーム名 斯(か)くして我は独裁者に成れり
ジャンル 正体隠匿系
プレイ人数 4〜6人、2箱買えば12人までプレイ可
対象年齢 13歳〜
所要時間 約30分
ゲームデザイン あまおち総統/AHC

追記:ゲームマーケット大賞優秀賞受賞

斯くして我は独裁者に成れりがゲームマーケット大賞優秀賞を受賞しました!!

Twitter

プレイした時に「これは面白い」と思ったので、納得の受賞です。

『斯くして我は独裁者に成れり』ってどんなゲーム?

この国を建国した王は、突然この世を去った。
王を英雄と呼ぶ者もいれば
独裁者と呼ぶ者もいる。
富を独占した守銭奴と蔑む者もいれば
国民の生活水準を上げた名君と呼ぶ者もいる。
ともあれ建国王の存在により国が成り立っていたことは誰もが認めるところだった。

しかしその王が亡くなり
そして国はさも当然かのように、乱れた。

国には為政者が必要だ。
そこで何人かの有力者達に投票をすることで
新たな為政者を決めることにした。
もちろんそこには投票以外の力も働くだろう。
しかしこの国には新たな為政者が必要なのだ。

『引用:AHC公式サイトより』

プレイヤーは投票を行い次の為政者を決めていくというゲームです。

ジャンルとしては正体隠匿ゲームに含まれますが、最初の陣営が決まっていないという特徴があります。

人狼の場合は人狼陣営・村人陣営などに分かれてゲームを進めるため、

嘘をつかなければいけませんが、”斯くして我は独裁者に成れり”はゲームスタート時に陣営が決まっていないため無理に嘘をつく必要がありません。

正体隠匿が苦手な人でも勝利できます!
じゃあどうやって陣営を決めてくの?

自分の陣営は”最終投票の前”までに役職カードを棄てることで決めます。

ゲームが進むにつれ役職カードを手札から捨てていき、最終的に残ったカードの陣営に身を置くというシステムです。

ゲームの最初は全7種の役職カードを持っています。

場の状況を読み勝ちやすい役職を残しつつ、いらない役職カードを捨てることによって

最終的に1枚に絞り込みます。

ゲーム終盤まで誰が何陣営かわからないのか

陣営としては7陣営ありますが、協力関係の陣営もあるので正確に言うと4陣営くらいです。

斯くして我は独裁者に成れりの特徴を簡単にまとめるとこんな感じです。

特徴まとめ

・正体隠匿

・完全公平スタート

・脱落なし

・初期陣営なし

勝利条件

最後に選んだ役職カードの勝利条件を満たす。

終了条件

5日目の投票or棄票が終了する。

 

『斯くして我は独裁者となれり』:内容物

・役職カード7種類

・得票トークン

・得票トークン置きカード

・投票/棄票カード

・タイムカード

ゲームの準備

ゲームの準備は以下のものを配り、1〜5日目と書かれたカードを全プレイヤーから見える位置に置きます。

プレイヤーに配るもの

・役職カード7種類

・得票トークン

・トークン置きカード

・投票/棄票カード

役職紹介

独裁者

単独で得票数トップになると勝利する役職です。

革命家・暗殺者・聖職者と勝利判定が被った場合は負けます。

道化師

独裁者の勝利により、共に勝利。

道化師は独裁者の勝利が勝利条件のため、独裁者に票を入れ続けたり、

暗殺者や革命家を潰す行動をとるべき役職です。

貴族

貴族は2人以上仲間が必要な役職です。

勝利条件①

1人が2位

1人が得票している

また暗殺者を雇って勝つこともできます。

勝利条件②

暗殺者の勝利した場合、共に勝利

暗殺者

暗殺者は独裁者・革命家・聖職者のいずれかが勝利条件を満たし、かつ自分の得票数が0の場合勝利します。

革命家

革命家は貴族と同様に仲間を2人以上必要とします。

革命家を持つプレイヤーが得票数最下位&ブービーをとることで勝利します。

聖職者

聖職者の勝利条件は全プレイヤーの得票差が1以内であることです。

民衆

民衆の勝利条件は2つ。

全プレイヤーが民衆を持っていること

全プレイヤーが勝利条件を満たすことができないことです。

力関係早見表

AHC公式サイトに早見表が掲載されていました。

プレイする時にあると便利です。

(AHC公式サイトより)

 

ゲームの進め方

ゲームは朝・昼・夜の3構成からなり5日間繰り返すことによって、次期王様を決めていきます。

  • STEP1
    朝:ディスカッション
  • STEP2
    昼:投票&棄票フェイズ
  • STEP3
    夜:役職決定化フェイズ
  • STEP4
    1日目終了2日目へ

役職決定化フェイズで捨てられた役職カードは裏向きのままシャッフルされ、

誰が何を捨てたかはわからない状態で表になります。

ディスカッションフェイズ

ディスカッションフェイズでは、誰が何の役職をするかを話し合います。

1日目は「俺が独裁者になるから票をくれ!!」「民衆は捨てずにみんなで勝とう」といった流れになります。

しかし3日目や4日目になると民衆や道化師を捨てるプレイヤーが”なぜか現れてしまう”ため議論が激化していきます。

 

裏切ったやつ誰だー!!
ニヤッ

投票フェイズ


投票&棄票の仕方

プレイヤーは投票フェイズで投票するか棄票するかを決めます。

投票の場合

投票の場合、自分以外のプレイヤーに票を入れます。

 

棄票の場合

棄票の場合、自分を含むいずれかのプレイヤーから1票取り除きます。

棄票した場合、役職決定化フェイズで自分が捨てる役職カードを表にする必要があります。

 

役職決定化フェイズ

1日目

1日目はこのカードの中から2枚を裏向きで捨て札におきます。

2日目

2日目はこのカードの中から1枚を捨て札に置きます。

2日目以降は棄票する事が可能なので、棄票したプレイヤーは役職カードを裏向きで出します。

3日目

3日目はこの中から2枚を捨てます。

4日目

4日目はどちらか1枚のカードを捨てます。

ただし4日目に捨てた役職カードは表になりません。

4日目で捨てたカードを表にしてしまうと、どの役職が何枚残っているかがバレるからね!

5日目

最後に決めたキャラクターの勝利条件を満たすように投票&棄票します。

今回の場合は、最後の1枚である独裁者の勝利条件を満たせば勝利です。

独裁者の勝利条件

単独で得票数1位

『斯くして我は独裁者に成れり』感想

・脱落者なし

・無理に嘘をつく必要がない

・ディスカッションで役職を決める面白さ

脱落者が出ないので、ゲームが終わるまで暇になる人が出ないのは素晴らしいです。

人狼では初日に死ぬと30分くらいゲームに参加できない時間が生まれるので、

そういった状況を避けることができますね。

またディスカッションで役職を決定するというシステムが非常に面白く、自分の説得や演説によって仲間を集めて勝利することができるというのが斬新でした

・かき乱す人がいないと面白さが半減する

・勝敗が最後の投票次第のため運要素が強め

斯くして我は独裁者に成れりは人狼のような定石がありません。

なのでいかに勝つかというよりもゲームの”過程”を楽しむゲームだなと思いました。

最後の投票の際、誰がどこに投票or棄票するか完璧にはわからないので

どれだけ推理しても最後の勝敗は割と運任せになってしまいます。

なので最終日に行くまでのディスカッションが重要であり、そのディスカッションこそが”斯くして我は独裁者に成れり”の面白いところだと感じました!

(もちろん勝つつもりでやらないと面白くないので、本気でやりますが)

ただ絶対に言えることは人を裏切ったり、平気で嘘をつくなど場をかき乱すプレイヤーの存在で、このボードゲームの面白さは2倍3倍にもなるということです!

実際やってみましたが、民衆で勝とうと言ったプレイヤーが1日目に民衆を捨ててました。
独裁者やるわって言って最後民衆を持ってたやつもいたわ

”斯くして我は独裁者に成れり”は最近プレイした正体隠匿系ボードゲームの中では一番ハマりました。

ディスカッションでゲームを進めるのは”レジスタンスアヴァロン”に似ていますが、

理詰めで話すアヴァロンよりも議論に入りやすいため、推理が苦手な人でも楽しめるかと思います。

遊ぶチャンスがある方はぜひともプレイしてみてください。

以上、ケイでした。

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