【レビュー】目撃者たちの夜:どんなゲーム?ルール&ゲーム紹介

こんにちはケイ(@kei_blo9)です。
今回紹介するのは目撃者たちの夜です。
いわゆる正体隠匿系で1人1人が役職を持ち犯人もとい殺人鬼を捕まえるというボードゲームです。
目撃者たちの夜の特徴は”各プレイヤーが目撃情報を持っていること”、断片的な目撃情報を繋ぎ合わせて無事に殺人鬼を当てましょう
ゲーム名 | 目撃者たちの夜 |
---|---|
ジャンル | 正体隠匿 |
プレイ人数 | 3〜6 |
対象年齢 | 8歳〜 |
所要時間 | 10分 |
『目撃者たちの夜』ってどんなゲーム?
引用:すごろくやゲーム紹介
ある夜、遠く人里離れた山奥の館に招待された客人たち。 ところがその夜、主催者である館の主が何者かによって殺されてしまいました。 殺人鬼はたしかに今夜の客人たちの中にいるはずで、このままでは恐ろしい殺人鬼によって皆殺しにされてしまいます。 客人たち全員で相談し、殺人鬼と疑わしき人物を投票で決めて、地下にあるボイラー室に朝まで拘束しようとまとまりました。 全員で、主が殺された直前の目撃情報を報告しあって相談・推理し、みごと殺人鬼を見つけ出せるでしょうか?
引用:すごろくやゲーム紹介
目撃者たちの夜を一言で言えばカードドラフト人狼です。
スタートプレイヤーは役職カードの山札から2枚を引き、プレイしたい方の役職を取ります。そして取らなかった方1枚を隣のプレイヤーに渡します。
次のプレイヤーは山札からカードを1枚引き、前のプレイヤーから渡されたカードと見比べ好きな方を取り残ったカードを隣に渡していきます。
つまり前のプレイヤーから何のカードが渡されて、次のプレイヤーには何のカードを渡したかを知っている状態で行う人狼ゲームです。
誰に何の情報を知られていると考えた上で行動を起こす必要があるため、短時間ながらも考えることが多くよくできているボードゲームです。
目撃者たちの夜:内容物
人物カード 11枚
場所カード 8枚
投票カード 36枚
人物タイル 11枚
ゲームの準備(4人プレイの場合)
[box05 title=”準備するもの”]
・場所カード
・人物タイル
・投票カード
[/box05]
[jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”20px”]場所カード
中央に客室とボイラー室を置き、各プレイヤーは他の場所カードからランダムに1枚引きます。客人サイドのプレイヤーは殺人鬼をボイラー室に入れることができれば勝利です。
場所カード=自分の人物がいる場所ということになります。場所による有利不利はないですが、目撃者たちの夜は”殺人鬼がいると思う場所”に投票するためこのような形になっています。
[jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”17px”]人物タイル
四角いプラスチック製の人物タイルを中央に置きます。
人物タイルは”今回のゲームで使用されているカードが何なのか”をわかりやすくするためです。
ボードゲームあやつり人形の役職タイルみたいなイメージです。
[jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”17px”]投票カード
最後に自分の場所と同じ色の投票カードを持っていきます。
これで準備完了です。
[jin-iconbox07]面倒くさい方は人物タイルと人物カードの2種類だけで遊ぶこともできます。[/jin-iconbox07]
場所カードはゲームの雰囲気作りのためなので、最悪なくても遊べます。
ゲームの進め方
目撃者の夜は正体隠匿ですが、決して重くはなく1ゲーム5分〜10分で終わります。
ワンナイト人狼をイメージして頂ければわかりやすいです。
[box04 title=”ゲームの流れ”]
[ptimeline]
[ti label=”STEP1″ title=”人物の目撃と選定”]自分がどんなカードを受け取り、何を渡したかを話します。[/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”相談”]誰が殺人鬼かを話し合います。[/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”投票”]殺人鬼が潜んでると思う場所(プレイヤー)に対して投票します。[/ti]
[/ptimeline][/box04]
人物の目撃と選定
”目撃者たちの夜”一番の特徴は役職の決め方です。
正体隠匿系ボードゲームの多くはゲームの最初に役職カードをランダムに配りますが、目撃者たちの夜は2枚の役職カードのうちから1枚を選ぶという方法をとっています。
まずスタートプレイヤーは役職カードの山からカードを2枚引き、好きな方を手に取ります。そして手に取らなかった方を隣のプレイヤーに渡します。
隣のプレイヤーは前のプレイヤーから回ってきた1枚に加え、山札から引いたもう1枚を見比べて好きな方を取ります。以後これをくり返し最後のプレイヤーは使わなかったカードを中央に置きます。
[jin-iconbox08]スタートプレイヤーは共謀者と客人を引きました[/jin-iconbox08]
[jin-iconbox08]今回は客人を選びました。[/jin-iconbox08]
[jin-iconbox08]使わなかった共謀者を隣のプレイヤーに渡します。[/jin-iconbox08]
[jin-iconbox08]隣のプレイヤーは山札から引いてきた探偵と共謀者のうち好きな方を選びます。[/jin-iconbox08]
[jin-iconbox08]共謀者を選びました。使わなかった探偵は隣のプレイヤーへ渡します。[/jin-iconbox08]
目撃者の夜はこのようにして役職を決めていきます。
つまり隣のプレイヤーには何を渡され、何を渡したかという情報を与えた状況で始まるということです。
このシステムが今までの正体隠匿系とは少し変わっていて面白いです。
[jin-iconbox07]他の役職について情報を得た状態で始める[/jin-iconbox07]
相談
相談では話し合いをして誰が殺人鬼かを決めます。
[chat face=”img_6480-e1565128933502.jpg” name= align=”right” border=“blue” bg=”green”]俺は客人だ!!殺人鬼を引いてきたからシロクマに回した[/chat]
[chat face=”image1-e1564664461322.jpeg” name= align=”left” border=”blue” bg=”blue”]いや殺人鬼なんて回ってきてない。ペンギンからは客人が回ってきた[/chat]
[chat face=”img_6480-e1565128933502.jpg” name= align=”right” border=“blue” bg=”green”]じゃあシロクマの役職はなんだ?[/chat]
[chat face=”image1-e1564664461322.jpeg” name= align=”left” border=”blue” bg=”blue”]俺は執事だ!![/chat]
といったように、誰から何のカードをもらって何のカードを次の人にあげたかという情報を言い合います。
矛盾が生じたらそこを深掘りして殺人鬼を当てて行きましょう。
投票
最初に配った投票カードを使い、殺人鬼がいる場所つまり殺人鬼の役職を持っている可能性が高いプレイヤーの場所に投票します。
面倒くさかったら投票カードを使わずに指差し投票でもOKです。
ここで殺人鬼が一番多く得票していたら客人サイドの勝ちです。
役職カード紹介
役職カードは合計8種類あります。人狼でいうところの村人=客人となっています。
しかし客人にも色が付いているので、殺人鬼が客人のふりをしようとしても「じゃあ何色か言ってみてよ」と質問することで正体を暴くことができます。
客人サイド
[jin-img-kadomaru]
客人
なにも能力を持たないキャラクター、人狼でいう村人のポジションです。
黄・赤・青の3色あり黄色のみ2枚入っているというところが重要です。
探偵
議論の途中で誰か1人をボイラー室送りにできます。
つまり他プレイヤー1人を脱落させることができるのです。殺人鬼を当てれた場合はグッジョブですが、爆弾魔を当ててしまうとその瞬間にゲームオーバーになってしまうので注意しましょう。
弁護士
弁護士は投票した相手の票を無効化することができます。
殺人鬼サイドの票を無効化してやりましょう。
富豪
富豪は2票分持ちます。目立つ能力ではないですが地味に強いです。
執事
執事は今回使われなかった2枚のカードを見ることができます。
目撃者たちの夜の上級者用で使用します。今回使われていない役職のカードは何かを見ることができる言ってみれば霊媒師のようなキャラです。
しかしその強さ故に効果を使った場合は投票権をなくしてしまいます。
殺人鬼サイド
殺人鬼はボイラー室に行かなければ勝ちです。人狼ゲームでいう人狼です。
共謀者
殺人鬼が勝利した時、同時に勝利します。
殺人鬼をいい感じにアシストしていきましょう。
爆弾魔(第3勢力)
爆弾魔は殺人鬼とは逆にボイラー室送りにされたら勝ちます。
投票や探偵の効果でボイラー室へ送られるために、頭がおかしい発言や行動をしましょう。
[/jin-img-kadomaru]
おすすめ正体隠匿ボードゲーム
目撃者たちの夜と同じ正体隠匿系ボードゲームたちを紹介します。
シャドウレイダーズ
https://oreno-turn.com/2019/07/12/shadowraiders/
白雪姫のアップルーレット
https://oreno-turn.com/2019/10/21/apple/
レジスタンスアヴァロン
https://oreno-turn.com/2019/07/14/avalon/
『目撃者たちの夜』感想
手軽にできる正体隠匿ゲームとしてはよくできています。
1枚取って1枚を相手に渡すという珍しいシステムをとってるので、通常の推理とは違った推理を味わうことができます。
またスタートプレイヤーなら自分の役職カード、最後のプレイヤーなら最後に山札から引いてきたカードが”自分以外の誰にも見られていないカード”となるため、
例え客人サイドのカードを取っていたにも関わらず疑われる状況が必ず生まれるのが良かったです。
ゲームもプレイヤーの熟練度に合わせてレベル8まで用意されているので、小さい子から大人まで幅広く遊ぶことができるのもいいですね。
[chat face=”image1-e1564664461322.jpeg” name= align=”left” border=”blue” bg=”blue”]全カードのうち2枚を除外してからカードドラフトをするというレベルが一番面白かったです。[/chat]
以上、ケイでした。
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