その他

【感想】教養悪口本、ケインズの主著みたいな本とは言えなかった。

こんにちは、ケイ(@kei_blo9)です。

先日、教養(インテリ)悪口本という本を読みました。

教養悪口本という名の通り、教養のあるウィットに富んだ悪口がたくさん載っています。

「ウザい」「キモい」などの知性の低い悪口は面白くないので、もっと教養とユーモアに富んだ悪口を使うことで不快さを知的好奇心に変えられるという趣旨の内容が書かれています。

僕は割とビジネス書を読みますが、「悪口の対処法」ではなく「面白い悪口を言おう」という趣旨の本は初めて読みました。

個人的にビジネス書はサラリーマンのニーズに応えるものだと思っています。

「上司との関係を良好にしたい」という人がコミュニケーション術の本を買い、
「もっと効率的に仕事をこなしたい」という人が仕事術やPDCA本を買います。

ではこの本をそのニーズに当てはめるとしたら

「あ〜教養のある悪口を言いたい」「センスのある言葉で煽りたい」

という人が買うことになります。

そんなニーズを持った人間、今までに会ったことがあるだろうか。
悪口本という誰に向けて描かれたかかわからない本を誰が買うのだろうか。

かくいう僕は著者である堀元さんのファンなのでもちろん買いました。

著者:堀元見さんについて

(左:ゆる言語学ラジオの水野さん 右:堀元見さん)

著者である堀元さんはインテリ悪口専業作家というよくわからない肩書きで活動されてます。とても変な人です。

「インテリ悪口専業作家」と名乗っているだけあって悪口のクオリティは高く、よくそんな悪口が出てくるなと感動させられます。

興味のある方は、堀元さんがYouTubeで配信している『ビジネス書100冊読むライブ』を切り抜きでいいのでぜひ見てください。

ビジネス書を100冊読むと聞くと「真面目なコンテンツか?」と思われそうですが

正確にはビジネス書の胡散臭い教えをバッサバッサと切っていく痛快なコンテンツに仕上がっています。

「繊細さんの回」は特に笑わせてもらったのでおすすめです。

ビジネス書界隈の有名人たちが餌食になっているので、閲覧にはご注意ください。(特に繊細さん)

教養悪口本ってどんな本?

インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。

「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。
「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム解析されてる」(本書14ページ)と言おう。

周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。

(「はじめに」より)

悪口本と言って嫌悪感を示した方もいるかもしれませんが、ジャンルとしてはうんちく本です。
国内外のうんちくがたくさん載っています。

ただ普通のうんちく本と異なっているのは、そのうんちくをどう悪口に使うかまとめられている点です。

堀元さんは本を読むときに「嫌いなインフルエンサーの悪口を言うために使えるうんちくを探しながら読書をしている」と配信で言ってました。

なんという意地の悪さでしょう。大好きです。

【教養悪口本】は面白いのか

僕は堀元さんのファンなのでひいき目で見てしまっており正常な判断ができない、かつ面白いという感じ方は人それぞれだから僕の感性とみなさんの感性は同じではないため一概には言えません。

……という「アリストテレスの講義の冒頭」みたいなことを言って申し訳ないですが、個人的には面白かったです。

面白いと感じた点を2つにまとめました。

①うんちくとして面白い

純粋にうんちく本として面白いです。
「へぇ〜」と思わせられることがたくさん書いてあります。「mp3がここまで定着した理由」などは、確かに言われてみれば何でだろうと思ってしまう雑学でした。

②読みやすい

約250ページの本ですが、2時間ほどで読み終わりました。前述した「ビジネス書100冊読むライブ」で人の文章に口を出してるだけあって、とても読みやすい文章です

さらに堀元さんが要所要所でツッコミを入れていくのでテンポもよくサクッと読めます。

気に入った教養(インテリ)悪口

植物だったらゲノム解析されてる

意味:無能な人、役に立たない人

論理療法で論駁された方がいい

意味:完璧主義者、あら探しをする人

このフレーズたちがなぜその意味で使えるのかは「教養悪口本」に書いてあるので読んでみてください。

おわりに

僕はもうすでにこの本に載っている悪口を言いたくてしょうがない状態に陥っています。

しかし日常会話において「お前植物だったらゲノム解析されてそうだな」と言うと確実に「コイツ何言ってるんだ?気が触れたか?」と思われることでしょう。

さらに「それどういう意味?教えて」と聞かれた際、語源が言えなければダサいことこの上ないですよね。そのため教養悪口を使う時は細心の注意が必要です。

もし教養悪口本を読み、僕と直接会う機会のある方は、会話の中でこの本に書いてある教養悪口をぜひ投げかけてみてください。

その時は「お前ボキャブラリーをスタックで管理してる奴だな。植物だったらゲノム解析されてそうだよ」

とハートフルなお返事をさせて頂きます。

少しでも気になった方はぜひ「教養悪口本」を読んでみてください。

仮に面白くなかったらSNSに「ケインズの主著みたいな本だ」と酷評して溜飲を下げましょう。

以上、終わりです。

こちらの記事もおすすめ